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車が当たった時

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車が懸賞で当たった時の注意点

高価な車は、買いたくてもなかなか簡単には買えません。
そんな車が懸賞で当たってしまったら、嬉しくない人はいないことでしょう。
何百万円もする車がタダで手に入るのですから、とてもラッキーなことです。

しかし、懸賞で車が当たった場合、手放しで喜んでいるわけにはいきません。
車を自分の物にするには、実は、結構な費用がかかるからです。
その費用が準備できなかったら、車はただの飾り物と化し、乗ることができません。

懸賞で当たった車を自分の物にするのに、お金を払わないといけないなんて、知らなかったという人は多いのではないでしょうか。
どのような費用がかかるのかご紹介していきますので、これから懸賞に応募して、車を当てようと思っている人は、当たった時のために頭に入れておいてください。

懸賞で当たった車を自分の物にするには

懸賞で車が当たった場合、それは所得の一部と見なされます。
ですから、所得税がかかります。
税額は、車の評価額の60%の金額から特別控除額50万円を差し引いた金額×1/2です。

つまり、300万円相当の車が懸賞で当たった場合、65万円もの所得税がかかることになります。
かなりの高額な税額になるので驚かれている方も多いことでしょう。
さらに、所得が上がりますので、翌年の住民税も高くなり、お子さんを保育園に預けている方は保育料も値上がりします。

車が当たったからと言って、喜んでばかりはいられない理由がお分かりになったでしょうか。
これだけではありません。
車を自分の物にするには、自動車取得税、自動車重量税、自賠責保険、納車費用、車庫証明手数料、検査登録料、リサイクル料金などがかかります。

これらの費用は、法律で支払うことを義務付けられていますので、たとえ懸賞で当たった車でも支払う必要があり、車種によって、それぞれの費用が変わってきますが、だいたい20万円~30万円ほどのお金が必要になります。
懸賞で当たった車が軽自動車の場合は、費用は少し安くなりますが、やはり10万円ほどは必要です。

これに加え、家に駐車場が無い人は駐車場を借りなくてはなりませんし、自動車保険にも加入しなければなりません。
このように、懸賞で当たった車を自分の物にするには、車種にもよりますが100万円近くのお金がかかります。
懸賞に応募するなら、その費用を支払う準備をしておくべきでしょう。

さらに、車を所有するには自動車税、ガソリン代、車検代、駐車場代など、様々な維持費も必要ですから、それも計算に入れておかなければなりません。
こんなにお金がかかるなら、当たらなかった方が良かったという人もいるかもしれません。
当たったことで生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。
自分の経済状態をよく考えて車の懸賞には応募するようにしましょう。

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